得手不得手

人には誰でも得手不得手(えてふえて)がありますね。
元々家にいる事が好きで、特に趣味は無くても、何かを作っている時は心楽しい気持ちになるアタシ。
魔の夕刻を辛抱してこなし、帰宅する頃には、動機や身体の震え、若干の吐き気などが治まってきて、こうして炊事が出来るんです。もちろん億劫な日もあるけど。
小さい姉さんが幼稚園児だったころ、炊事が不得手だと言うお母さんと知り合いました。 お弁当作りから始まり、夕飯の支度をする頃には涙が溢れるって言ってたね。
ある日の遠足で、そのお母さんが作ってきたお弁当が、子供が泣き出すくらいに悲惨で、アタシは持参したお弁当を分けてあげました。
それがきっかけで何度かお宅にお邪魔したんだけど…
「ご飯やお弁当作りなんてそのうち慣れるよ。」と言ってしまった事をひどく後悔しました。
午後になると近くのイトーヨーカドーでコロッケやエビフライを買ってきて、出来るのはキャベツの千切りだけ。 出来るようになりたいとも思わないと泣くわけです。
アタシの散歩嫌いは、今の所泣くほどではないけれど、不得手である事は確かだね。
仕方がないです。
その代わり、毎日野菜やお肉を刻んでパズーのご飯を作る事はむしろ楽しい。
今夜は牛薄切り肉で長ネギとセロリを巻いて甘辛に煮を作っています。