水曜日の事だったか、散歩途中で大姉が、ほら見てご覧と言うので見上げたら、他所さまのお宅の庭にある柿の木に、柿の実がたわわに実っていた。
画像では分かりにくいけれど、これがまさにたわわと言う表現がぴったりで、大豊作なのであった。
たわわにとは、枝がたわむほどというような意味で、どんなに沢山の実りがあっても、さつまいもがたわわに実るとか、大根がたわわに実るというように、地中の物には使わない。
明確ではないけれど、地上の物でも、たわわと表現するものとそうでないものを感覚で使い分けていて、たわむ枝なり茎なりがあるかどうかは1つの判断基準になっているような気がする。
8月に読んだ小さなニュースの中の一文に、スイカがたわわに実っていますという表現があって、少し違和感を感じたのだけれど、最近は、このような使われ方もするらしい。
けれど、表現の仕方が段々曖昧になってしまうよりは、本来の使い方のままの方が良いと思っている。
たわわにと聞いて、頭に柿などが思い浮かぶはずが、スイカが思い浮かぶようになってしまっては、
言葉で表現する世界が変わってしまう。
それにしても見事な柿の木。
カラスが数羽集まって、どうやら収穫の相談をしているようだ。
見張り役らしい一羽が、だいぶ近い塀の上から睨むものだから、パズーと一緒に大急ぎで通り過ぎて来た。
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