スッキリきっぱりと、立葵が咲いていた。
葵の御紋と言えば徳川家。
立葵の方は、
徳川の家臣、本多重次の紋である。
何故知っているかと言うと、
重次が妻に宛てて書いた手紙が、日本一短い手紙として有名だからなのである。
一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ
読んだ通りの意味ではあるけれど、妻に対して一筆啓上とは洒落ている。
非常に気性が荒かったそうで、鬼作左という別名がある。
様々なエピソードが残されているから、そのうち伝記を読んでみたいと思っている。
立葵は真っ直ぐに伸びた茎が印象的で、赤やピンクと華やかな色合いだけれども、どこか男性的な感じがするので調べてみたら、花言葉は野心だった。
その下に咲いている白百合も、姿や香りが強く個性的。
ここの花壇の家主の好みがわかるような気がする。
今日は花色が映える曇り空。
雨の匂いがしている。
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