毎日朝からご飯を炊いたり、時計を見上げながら炊事をしていてふと思った。
毎日帰宅するとご飯が出来ている家庭ってどのくらいあるんだろうか?と。
ちょっと調べてみても、統計らしきものは見つからなかったけれど、 帰宅してご飯が出来ている人と、帰宅してからご飯を作る人では、別の星に住んでいると言っても良いくらいに見える世界が違うのだという一文を見つけた。
アタシは家に居るからどちらにも当てはまらないけれど、ひとつだけ言える事は、帰ったらご飯が出来ているなんて経験は、大小姉さんが学生で、家事分担していた頃に何度かあっただけだ。
それ以外はかなり長い間、自分と帰って来る人のお腹を満たす側の人なのである。
共働きが増えて、帰ってからご飯を作る気力さえ残っていない女性が増えても、帰ってからご飯を作らなければと思う男性は増えていない。
Tが帰宅すると、着替えをしている数分の間にご飯が並ぶ。
それが当たり前だと思っているらしい。
大きい姉さんも、帰って来ればご飯があることを知っているけれど、自分で盛り付けて食べ、朝は台所をピカピカに掃除してコービーを淹れてくれる。
それは、帰ったらご飯を作らなければならない側の経験をした事があるからだろうと思う。
今更仕方が無いけれど、男も、帰ったらご飯を作らなければならない経験を、一定期間する必要があると思う。
気まぐれの趣味じゃなくて、義務として。
そうでもしない限りは、同じ星に住んで、同じ景色は見えないに違いない。
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