新しい知識や技術を収得したいと思ったら、誰かに習うのが一番良い。 
読んでも理解しにくいことでも、実際に見ると解る事がたくさんあるから。 
しかし、習い事に行くのはなかなか難しいので、ポツポツと和裁の教科書をめくり始めた。 
洋裁や半纏の知識はあるから、図解でも充分に解る。 
夏には浴衣が完成するかもしれない。 
教本の裏表紙に、無地や江戸小紋の柄が配置されている。 
華やかな友禅染ではないところが気に入って眺めている。 
著者は男性。 
和裁士には意外に男性が多いのである。 
本の最後に、著者の言葉がある。 
たった1日の事だから洋服で良いと思わず、たった1日の為に、その1回の為に、大切な事の為に、着物を着てあげて下さい。 
どうせどうせとはしょってしまうよりも、せっかくの機会だからと考える方が、人生は楽しくなるに違いないのである。


 
 
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