2016年7月3日日曜日
ある男の物語 心の防波堤
久しぶりの更新です。
債務整理の状況は、まだ申し立てに至らず、待ちの状態。家計簿提出を続けつつ、弁護士さんとのメールは続いています。
待つのって辛い。
ミスターTは、ゴールデンウィークに1日休んだきりで、かれこれ2カ月以上、1日も休日を取らずに出勤。
これは休日出勤手当が出るわけでもなく残業代も無いので、全く自主的な出勤です。
偉い!と思われる人も多いかと思いますが、こちらも無休でお弁当は持たせなければならないし、夕飯もいっぺんに済ませられないし、とても大変なのです。
今朝の事、大きい姉さんがフォーマル用の靴を新調したいとの事で、一緒に行きたいから半日休んで留守番を頼めないかと言ったところ・・・ 露骨に不快そうな顔をしましたので止めました。
そうなのです。数ヵ月様子を見ていて気付いたのですが、ミスターTには、共感する感情が欠落しているような気がします。若い頃から、一度も私の誕生日を覚えていたことは無かったし、そういう人だとは知っていましたが、年を重ねて顕著になっています。
先日、パン作りの最中に脳貧血で倒れた事を伝えた時もそうでした。
アタシ「パンこねてたら気持ちが悪くなって倒れちゃった。」
ミスターT「あ、そう」
(そのあと、焼けたパンを続けざまに6個食べました。)
受診した日は
アタシ「抑うつ状態やや悪化で、次回に診断書が出るの」
ミスターT「そうですか。僕は医療費かかりませんから。」
こんな具合です。
個人再生の申し立てをしても、退職金などの関係で、毎月の返済額が10万近くになる可能性が出てきて、アタシは必死で出費を抑えています。
正直なところ、もう削れるところが無いです。
アタシ「美味しいパン屋さんでサンドイッチ買うとか、たまには宅配ピザ頼むとかさ・・そういう事が出来なくなったわけ。アタシも大きい姉さんも、出来ていたことが出来なくなっているんだからあなたもたばこ止めたら?」
ミスターT「借金返済終わったら出ていきますから!」
人の気持ちに寄り添えない、人の立場になって物事を考える。共感する。このような事が全く無いのです。
自己愛が強く、また被害者意識が強い。
身近な人が具合悪そうだった、ふつうは 大丈夫?とか、少し休んだら?などと言うものではないでしょうか?
若い時分は、こういう態度に毎回腹を立てていたアタシですが、今は全くそのようなことはありません。
アタシの心には防波堤があって、その防波堤は怒りの感情を消し去る役目をしています。決壊したら、自分自身がダメになると思うからです。
私は後半の人生の中で、自分自身の内面を見つめたいと思っています。
怒りを爆発させるような事は、今のアタシには全く必要のない事。
誰かに守ってもらいたいというような感情は、誰しも持ち合わせています。しかし、アタシは、自分の防波堤は自分自身であるという結論に至っています。
怒りというのは毒薬みたいなもので、自分を苦しめるだけのような気がするのです。
現在、債権者からの取り立てはストップしています。ストップした状態があまりに長く続くと、訴訟を起こされる可能性もあるようです。
受任通知から4カ月。
この暑い夏が過ぎ去るころまでには、なにがしかの進展があればよいと思っています。
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