退屈そうなパズーと夕方散歩。少し遠回りして松涛の桜が植えられたお宅の前で、まだ三分咲きの桜を見上げていたら、来た来た来た〜 予感的中。
「まだまだだわね。こちらのお宅の桜はあたくしも楽しみにしてるの。あたくし?そこの角を曲がった所のピンクの家に一人暮らしよ。ご存じ? あら嬉しいわ〜。 そうなの。建て替える事にしたの。あたくしね、咽頭ガンと食道ガンで去年手術したのよ。ほら、まだ傷が目立つでしょう。 なんとか命が助かったから、もう持ってるお洋服もバッグもお靴も毎日どんどん着て使う事に決めたのよ。だってそうでしょう?もったいないとお思いにならない? 今ね、東急さんにカツラ取りに行ってきたの。抗がん剤で抜けちゃったから。 あたくしね…」
止まらないおしゃべり。 Bunkamura通りを越えた松涛と神山町は高級住宅街。お買い物は車の方が多いので、あまり人には会わないのです。 経済的に恵まれた人々もむーめーじんのお一人。今日はシャネルのバッグだけど、特に決めてはいないそうで、気に入ったら買うんですって。
新築されるお宅の1階は、衣装部屋と応接間になさるそうで、それまでは伊東の別荘で過ごされるんだって。絶対に遊びにいらっしゃいねとご招待していただきました。 67歳だそう。 「楽しみにしてるわ。ごきげんよう〜」 と去って行かれました。 経済的に恵まれているってことも、1つの幸せだよね。 もう、着こなしだとかセンスだとかは二の次。思う存分楽しむのが良いよ。 またお目にかかれるご縁がありましたら、是非、クローゼット拝見させていただきます。スゴいんだろうなぁ。
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