マイバスケットの前を通りすぎて、踏み切りに向かおうとしたら 「おーい。こっちだよ〜」
ん?
神泉駅踏み切り近くで、靴修理の仕事をしていているサンワのオジサンだ。
「なんだよぉ、見掛ける度に手振ってんのにさぁ。たまには話し相手になってくれよ。え?ブログ? 知り合いじゃダメなの?載せてくれよ。」 と立候補。
「あれから6年だよ。真夜中にさ。胸踏んづけられてるみたいな激痛でよ。10分くらいで治まるからほっといたんだよ。 そしたら女房がよ、あんた変よって病院に引っ張って行かれてそのまんま入院さ。息子が大学でさ、まだ稼いでもらわなきゃ困るんだって言われてよ。カテーテル。 酒だろ?タバコだろ?好きな揚げ物とかよ、全部ダメだって言われて参ったよ。靴職人はもう30年以上だな。親父のあと継いだの。昔はさぁ、皆な物を大切にしてたから繁盛してたんだぜ。今はな…捨てちまうから。閑古鳥さ。
今年65になったんだよ、俺。 息子も社会人になったし、潮時かなと思ってさ。くそジジイって言われるまで生きたくないからよ。酒もタバコも復活した…」
昔は、直した靴を10日ですり減らして持ってくる営業マンもいたんだって。
息子さんが社会人になった途端、奥さんは好きにすれば〜って言って炊事止めちゃったそう。もうお払い箱さとケラケラ笑ってました。 そうだよね、買っては棄てる時代になっちゃったよね。だけど、元気なうちは頑張って。オジサンの修理は丁寧で頼りにしてる人もいっぱいいるんだからさ。
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