2019年6月17日月曜日
翡翠のタイバー 改作依頼
母が他界してから、既に四半世紀。
それでも数年に一度、その母の同世代のご友人から電話が掛かってきます。
皆さんがお元気でご健在という事実に、アタシは本当にほんとうに驚いてしまいます。
今回は、もう30年以上前に、健在だった父が製作した翡翠のタイバーが送られてきました。
ネックレスに改作したいとのことです。
今で言うリフォームです。
石部分をダイヤごと切り離してもらって、それで鎖を通すところをちょこっと付けてもらった良いのが出来そうよね~~とおっしゃいます。
ところが、ここからの説明がなかなか難しくて、毎回ご依頼はいただくのですが頭を抱えてしまいます。
そもそも、石留めされたままの状態でプラチナを切るなどということは出来ませんし、先ずは全部外さなければなりません。
そして、このタイバーの地金を使うわけでは無いのです。
新たにネックレスの枠を作ります。
当然、お値段が掛かるわけです。
ジュエリーに限らず、これはお洋服やドレス、その他の物でも、材料費の他に細かい作業、つまり人の手作業が入らなければ物は完成しません。
ですが、残念なことに、この工賃について考えて下さる方はとても少ないという現実があります。
ワンピースで言えば、メーター1500円ほどの生地に裏地などを入れても1万以内の材料費。
だから1万~2万位で出来るよね? とおっしゃる方、とても多いです。
それでは時給200円で計算しても無理。
毎回、職人さんの工賃やお仕立て代などは伝えさせていただくのですが、大抵の場合
え!!そんなに高いの? と仰られる事が多くなりました。
工場生産の既製品と比較されるのだと思います。
今回はどうかなあ。
気分が滅入らなくて済むと良いのですけれどね。
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