梅雨の晴れ間。
今日は湿度が低くて過ごしやすい。
花壇を覗いたら、百合が咲いていた。
こんなに色々な色があったっけと思いながらしばし鑑賞。
随分前に、ドライブに連れて行ってもらって、地元の物産コーナーに立ち寄って、百合の苗をお土産に買ってもらった。
鉢に植え替え、お店のベランダに置いたら、6月になって、見事な花を開いた。
この濃い紅色の。
それから数年は、毎年のように開花して、その度に、半日ドライブで見た海の色や、途中で食べたお寿司が美味しかった事などを思い出した。
連れて行ってくれた人は、お土産だとか、行き先での食事処の選び方が上手で、あまり口数の多い人ではなかったけれど、好ましい人だった。
人を好ましく思う要素は些細は事なのである。
そして、残念ながら、好ましくないと思う部分に気付き始めてしまう。
好ましさと、全く反対の部分があって当たり前なのだけれど、どうしても好ましくない部分の方が気になり始めて消せなくなってしまう。
随分と楽しい思い出が残っているから、こうしてたまに思い出す位が丁度良い。
付き合いが途絶えて年月が経つと、好ましい部分以外は忘れてしまうものだ。
同じ百合を自分も買って、自宅の屋上で育てていると言っていた。
そのご自宅が何処にあるのかさえ知らないままだった。
百合も色々、思い出も色々である。
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