梅雨の雨かと思いきや、台風5号が北上しているらしい。
都心に降る雨に、風情など微塵も見つからず、紫陽花の鮮やかさだけが、この時期の慰めになる。
6月の台風が珍しいか普通の事かは忘れてしまったけれど、今日は風があって、少し肌寒い。
風情は無くても、
流れて行く感じはある。
ビルや道路、空気から、すっかり溜まってしまった都会の澱が流れて行くのである。
都会の澱は、きっと人々の溜息のようなもので、流れても流れても、またいつの間にか折り重なるように溜まってしまう。
その溜息の1つを、自分も吐いているのだと思う。
痛み止めが緩やかに効いて、パズーは落ち着き始めているけれど、まだ首と腰に違和感があるようだ。
可哀想に。
早く良くなってくれないものだろうか。
安静とは言え、外の空気を吸いたいらしい。
半分は抱きかかえて一周して来た。
帰って来てから、タオルで身体を拭いてやったら、フーッと溜息をついた。
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