2016年8月8日月曜日

ある男の物語り和解交渉

先週辺りから、にわかに忙しくなって来た。 弁護士さんと、債権者との間で和解交渉が始まったからだ。
借金の任意整理など、アタシは初めての事で何も解らない。テーブルをはさんで話し合いが行われるのかと想像していた。しかし、和解交渉は文書のやり取り或いは電話で行われるようだ。こちらに少しでも優位になるような和解案を提出→債権者から返答→内容を報せて下さり→再検討→新たな和解案提出…。弁護士さんはミスターTの代理人であるから、どのような和解案を提出し、先方が何と言ってきたか、そして新たな和解案の内容等、全てを報せて下さる。アタシは内容を熟読し、速やかに弁護士さんに返答する必要がある。その為に、朝9時にはパソコンを立ち上げ、携帯を傍に置いてミシンを踏んでいる。
弁護士さんは、先方の担当者を変えさせたりもするようだ。 そうなのである。担当者によって、和解案は左右されるのだ。
今朝も早くから交渉が始まり、弁護士さんとアタシのメールのやり取りは既に5回。
4社と同時進行している和解交渉のうち、2社と合意して和解成立。そのうちの一社に振込み(ミスターTの弁済をアタシが一括で立て替えて)残り2社のうちの一社は稟議中。もう一社は先方からの和解案に不服を申し立てているところだ。最終的には合意内容に基づいた和解合意書に署名捺印しなければならない。お盆休みが終わる頃には、4社との書類が交わされ、一括弁済した一社以外は、9月末〜10月末から弁済が始まる予定だ。
和解後は、弁済を延滞するとペナルティーとして遅延利息が加算され、2回遅延すると、和解案そのものが白紙に戻されてしまう。
三月始めに、弁護士さんに着手をお願いした日から、着手金、滞納の支払い、当面の生活費、そして本日の一括弁済で、アタシの貯金はほぼ無くなった。総額100万程だ。涙も出ない虚無感に苛まれている。
昨夜、いつもより早く帰宅したTは、テレビをみながらご飯を食べ、その後入浴。ちょうどそこに大きい姉さんが帰ってきた。
帰宅するなり大きい姉さんはお風呂場にとんでいった。
大きい姉さんの入浴用品を、Tがこっそり使っていたらしく、現行犯逮捕の機会を狙っていたのだと。
尋問を受けたT「そこにあったからちょっと使ってみました…スミマセン」
アタシ「捕まったの?大きい姉さんは手強いよ。」
Tはウフフと笑った。 僕の物は僕の物、人の物も僕の物。こうして自らを甘やかし続けて来た結果が、今、借金という形になっているのだ。
娘の入浴用品で体を磨いている場合じゃないんだよ!!
家計簿のお陰で、貸したお金の総額は1円単位で記録してある。 アタシは自分に言い聞かせている。「2年数ヶ月、体調に気を付けて生きなければ。必ず返してもらわなければ。今度こそ縁を切らなければ。」と。
当然の事ながら、先日の小遣い増額の申し立ては突き返した。当たり前の事だ。
頭が働かないようだから、現況が解るように、棒グラフを書いて渡してやった。彼女に見せたら良いと思う。 普通の女性だったら、別れを決意するか、愛情深ければ、支援を検討するはず。どちらもしないのであれば、まあ、Tと似た者同士って事ですね。頭悪すぎ。

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ひよこ豆を入れたミニハンバーグのトマト煮込みです。 実は、今日、明日は引越し中。 すぐ下の階に部屋を借りて、マンション内二世帯にトライします。 詳細はまた後日ね。