お寺の花壇は、冬の間は花が減ってしまうけれど、数日前からオレンジ色の菊が咲いている。
オレンジと言っても、柔らかなベージュが混じったような優しい色合いで、少し洋風な感じがする。
セイラプソディーと言う、比較的に新しい品種らしい。
昔から花が好きだけれど、菊の良さがわかったのはここ数年のこと。
若い頃は、華やかな洋花ばかりに目がいった。
他のお宅でも、白菊が咲いていて、園芸用ではあっても、どこか野生の感じがするのである。
このセイラプソディーの数メートル後ろには、高さが2メートルくらいはありそうな金柑の木があって、日に日に丸い実が色づいている。
少し離れた所にある公園の桜の葉も、その向かいにあるお店の紅葉も、みんな綺麗に染まっていて、この一角はとても良い雰囲気になっている。
お寺から2分の所に昨年オープンした小さなホテルは、高知県が経営するユースホステルで、外国からのお客さんが連日宿泊している。
今日も窓から、公園やお寺を眺めて写真を撮っていた。
日本の、それも東京の渋谷が、どんな街に見えているのだろう。
道玄坂の裏手に、こんな景色の一角があることは意外に知られていない。
様々な情報が溢れていても、実際に行ってみなければわからないこと、見えない景色がある。
今日も比較的暖かく穏やかな一日。
昼が短く、もう日が暮れる。
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