2019年9月5日木曜日
思い出の 付け下げ訪問着
27年前、30になった頃に 初めて自分で誂えた 付け下げ訪問着です。
縫いの一つ紋が付いています。
披露宴に招待されて着る為だったのですが、当時健在だった母に見せましたら
母「地味ね。こういうのには黒の帯なんか合わせないで同色でスッキリまとめなさいね」
と言われたのを覚えています。
付け下げは、反物の状態で選びますので、随分華やかだと感じたのですけれど、実際に仕立てて袖を通しましたら、確かに40代までは着られるなあと思いました。
小さい姉さんが、11月に会社の先輩の挙式披露宴があるそうで、名古屋でも格式がある会場だそう。
何か着られる着物ある?とラインが来たので、引っ張り出しました。
帯は唐織で、大姉さんの物です。
オフホワイトの地には、全面に白梅が手描き友禅で施され、色紙の中には松竹梅や菊などのおめでたい柄が入っています。
付け下げには、このように 訪問着の格に近い物と、ごくサッパリとした柄が染められた 茶席向きのものなどがあり、用途に合わせて選べる楽しみが多い着物です。
昨年の夏の時も、同じような連絡がきて、その時は シャーベットオレンジの絽の無地に紗の袋帯にしました。
今回は秋ですから、袷です。
礼装の機会がある時に、着物にしよう!という選択肢を持っていてくれて嬉しい限り。
母親のアタシは152cm、小さい姉さんは160ちょっと。
身長差が8cmあるのですが、 身丈を計ったら 156ありました。
身長のプラスマイナス5センチは大丈夫です。
つまり、この身丈の場合 151~161 位の身長の人が着られるというわけですね。
大きい姉さんは 166cmありますから、残念ながら無理という事になります。
小物も揃っていますので、名古屋に送りたいと思います。
四半世紀以上前の思い出の着物、ゆくゆくは孫のマコシンの物になります。
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