2019年9月23日月曜日
T家の七五三 着物支度
今年は、T家(H君とMちゃんち)の七五三撮影のご依頼もいただいています。なかなか厳しいスケジュールですので、ブライダルの前撮りの日、午前中が七五三、午後からブライダル、8時間撮影に挑みます。
お子様は ななちゃんが七歳、ケンちゃんが五歳です。
5歳は着袴の儀とよび、初めて袴を着用するお祝い、七歳は帯解きの儀とよび、それまでの柔らかい三尺から帯を締めるようになるお祝いです。
ちなみに、三歳は髪置きの儀。
元気いっぱいのお子様の撮影は、着せてすぐ撮るのが一番なのですが、どうなることやら。
ケンちゃんは羽織はかま。 ナナちゃんは色に拘りがあるそうで、ピンクと赤が良いとの希望です。
今は、お子さんの祝い着は殆ど化繊なのですけれど、せっかくのお祝いですから正絹のお着物をお貸しします。
主に桐生で織られている子供の帯、4本所有していまして、全部正絹です。
金にしようか緑にしようか迷い中。
女の子の着物の仕立て方には、一つ身、三つ身、四つ身とあり、縫い目の位置や身幅が違います。
7歳では、背中に縫い線がある四つ身になるのですけれど、細身のお子さんでしたら、3歳の三つ身を着られる可能性があります。
これから、真っ赤な正絹の長襦袢と長着に揚げをします。
長襦袢は腰上げもしますが、長着の方は、紐でお着せしようと思っています。
その方がおはしょりの長さを調節しやすいから。
着物と帯以外に、帯の下に結ぶ しごき、筥迫や扇子等の小物、帯締め帯揚げに草履バッグ髪飾り。
必要な物が沢山あります。
肩揚げは、十三参りまでします。
そのあと、もう肩揚げはせずに、大人と同じように着てゆくわけですね。
今回は、お母様のMちゃんもお着物です。 楽しみです。
そして、来年は孫のマコシンシンが七歳!
早いなあ。
三歳の時に、どうしても和装が嫌と言ったので、果たしてあの着物が着られるかしら。
七歳の七五三の事は、アタシもしっかりと記憶に残っています。
朝、母が行きつけだった髪結いさんに1人で行きました。 緊張しました。
結い上がった頃に母が来て、それから着付けてもらいました。
水色に細かい胡蝶の柄の着物でした。
お参りの前に一度自宅に戻りましたら、父が居ました。
父は偏屈で、こういう節目のお祝いなどが嫌いだったのです。
「カラスがあほーあほーって笑ってるぞ」と言われ、酷く悲しかったのを覚えています。
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