もうすぐマンションに着くよ〜。パズーの朝散歩で一回りし終えるところで、玄関前の掃き掃除をなさっていらしたおばあさまが、おはようと声をかけて下さいました。
「あのマンションの何階? そう、10階なら景色が良いでしょうね。私はもう地べたしか見えないのよ。 遠くへも出掛けられないしね。昨日はとってもよく眠れたんだけど、起きた途端に気分が悪くなっちゃってね、それで外の風に当たれば治るかと思って出てきたの。 代々木八幡の生まれ。戦時中は日光の方に疎開してたの。空襲が来るって言うもんだから。 なーんでもない人生だったけどね。そろそろおしまいね。明日は目覚めないかもしれないから…」
戦後70年のニュースを見ると、当時の事が色々と思い出されるそう。 生き延びられただけで充分幸せだったとおっしゃっていました。
大正7年生まれの97歳。 100歳目指してお元気でいて下さいませ。
欲の無い優しい笑顔の上品なおばあさまでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。