何年前の事でしたか、アタシとパズーが2人きりで暮らしていた時のことです。
夕飯に、ホッケを焼きました。
一人でも、簡単な夕飯を自炊していたのです。
今とは違って、まだ広く感じた部屋のテーブルに運び、ご飯やお味噌を運び、、と、その時、並べたはずのホッケが無い!
食卓にホッケが無い!
ふと気配に気づいて、パズーを見たら、ホッケ丸ごと加えて、
ジェタイジェタイカエサナイ という顔をしてこちらを見ていたのです。
あまりに可愛らしい姿で、取り返す気力を失いました。
小骨は大丈夫かしらと心配でしたが、あっという間に平らげて、翌日も普段と変わりなく、お腹を壊すこともありませんでした。
そんな思い出のホッケを焼きました。
今夜は盗まれなかったかわりに、身をほぐして口に入れてあげました。
美味しいね、最高だねという顔をして、満足気に笑っています。
ご馳走さまでした。
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