傘が要らない程度にポツリポツリ。レインコートを着て散歩に出たら、通りに出たところで
「おはよう〜」と声をかけられました。
アタシ「おはようございます。ピンクの傘きれいですね。」
「これ?孫がくれたのよ。年取ったら明るい色が良いよって。そこのビルの掃除の仕事をしてるのよ。ごみ置き場ね。お休みは水曜日だけ。朝7時から2時間なんだけどね。不器用で何の取り柄も無いし、スーパーのレジとかは計算間違えたら人様に迷惑かけるでしょう? 足腰だけは丈夫だから。 埼玉の大宮から通って来てるのよ。昭和10年生まれの80よ。主人は20年前に亡くなって、大宮で独り暮らし。子供たちって言っても皆な50代で別個に暮らしてるの。いい加減にやめたら?って言われるんだけどね。 目も悪くなって、耳も遠くなって来てるから、いつ辞めて下さいって言われるか判らないんだけど、動けるうちは働こうと思ってね…」
亡母と同じお歳でした。近所の方かと思ったら、6時に電車に乗って通勤だと聞いて驚いちゃった。本当は大宮のお家を引き払ってこの近辺に住みたいそうなんだけど、家賃が高いわねっておっしゃっていました。 働かざる者食うべからずって毎日呟くそう。
そうだよね。アタシもいつまで生きるか判らないけれど、元気なうちは、たとえ1時間でも、掃除でも何でもやって働かなくちゃ。
日本の高齢化と独居老人激増を間近で感じた朝でした。
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