蛍袋が咲き始めています。吊り鐘状のお花は、満開って言葉は似合わないような気がするね。
昔、花の中に蛍を入れて遊んだと言うのが名前の由来だそうで、辺りが暗くなる時刻に、このお花がポワンポワンと蛍で灯ったら綺麗なことでしょう。
アタシが蛍を見たのは二十歳の頃。所属していた劇団が地方公演に廻っていた時の事でした。1ヶ月〜1ヶ月半位の期間、日本のあちらこちらを旅する訳ですが、公演が無い日は次なる公演場所への移動日になっていて、休みらしい休みはありませんでした。 地理に弱く、方向音痴のアタシは、自分が何処にいるのかも判らなくなっていました。 そんな地方公演中のステージが終わったある日、夜の公演が無い日が1日だけあって、皆で旅館近辺を散歩したのです。その時に、アタシの肩に一匹の蛍がとまって、ポワンポワンと光りました。それはとても綺麗で感動したので、アタシは他は記憶していないんだけど、蛍が肩にとまったのが熊本県玉名市だった事だけ覚えているというわけです。
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