ガーゼって聞いて皆さんは何を思い浮かべますか? ハンカチ?包帯? 昭和60年代生まれのアタシは、真っ先にマスクを思い浮かべます。 ちょっと風邪を引いたりすると、薬局で買って来た子供用の小さくて真っ白なマスクをつけさせられたから。 マスクをしている子にはなるべく近寄らないようにしたり、自分がマスクをかけていると、友達が話し掛けてくれないような気がして、こっそりはずしたりしました。
ガーゼは木綿の糸を粗く織った布です。そしてドイツ語です。日本では、着物の三河木綿でも有名な、愛知県の三河、蒲郡辺りに生産地が集中しています。
包帯などの医療用は漂白滅菌されているそうですが、このガーゼ、今は衣服や寝具など、あらゆるアイテムに使われるようになっています。 ガーゼのケットなどは6枚重ねでも軽くて愛用者が多いそう。
今、ダブルガーゼのリバーシブル生地で子供の長ズボンを作ってるところです。 子供って体温が高い上に、寝ている時以外は動きっぱなしで汗っかき。 軽くて湿度調節のしやすいガーゼは、夏はもちろん、秋から春にかけても大活躍。洗うと柔らかさが増して行くのも良いよね。 使っているダブルガーゼは、大きめのチェックと1ミリ角の極小ブロックチェックのリバーシブル。 これは、プリントではなくて、糸のうちに染めて織ってあるので、先染めって呼びます。 和服で言うところの紬みたいな物。お腹を冷やさないようにデザインを工夫しています。来週にはMAKOSSAに登場予定。
小物コーナーに並んでいる薄色大判ガーゼハンカチも、下手なヨダレかけより数段便利な気がする。
そうそう、先日中国で起きた爆発事故の被災地に、ありったけのガーゼを送った日本の企業が話題になったんだってね。柔らかガーゼの強い力は、これからも生産され続けていくはず。
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