2017年9月24日日曜日

とにかく野菜を刻むところから始まる。

夕げの支度は、まな板をトントンしながら始まって、その音に押し出されるように献立が思い浮かぶ。

今日は、マンションの配水管高圧洗浄の日で、お昼過ぎまで台所に立てなかった。

中途半端な時間にトントン始めたら、浮かぶ筈の献立が浮かばない。

そのうちに野菜を刻み終わってしまったから、それと豚肉を鍋に放りこんで、トントンと豚汁になった。

キムチがあるからこれで良いと思いつつ、あまりの手抜きに、気が咎めて、キムチに卵を落として和えた。
こうすると、辛味がまろやかになって、更に刻み海苔を乗せれば、風味も増して美味しい。

誰だったか、エッセイに卵の事を書いていた。

戦時中の疎開先に、親戚の伯父さんが訪ねて来る。それでなくても食糧難のうえ、厄介になって居る身だから、茶菓子も無い。母親は、朝とれたばかりの生卵を二つ皿に乗せて伯父に出した。
伯父は、二個の卵を割って混ぜ、美味しそうにずるっと食べて立ち去るのである。
まだ子供だった著者は、その記憶と、母親の気持ちを忘れる事が出来ないと書いてあった。
二つの卵は、二人の子供の湯ばかり多い雑炊に入れる筈で、母親は食べなかったというのである。

間違えて、卵を2パック注文してしまった。
だから明日は、オムレツを焼こうかと思っている。
まだまだ日本は平穏だ。
卵さえ食べられない子供達が、世界にはたくさん居る。

等身大のアニマル

町内掲示板に、松濤美術館の予告ポスターが貼ってあった。

アニマルハウス:謎の館

彫刻家の三沢厚彦氏の展覧会のようだ。

木彫りの動物は等身大で、開催中は、製作者ご本人が常駐し、他に画家や写真家も参加で、毎日内容が変わるらしい。

製作しているところを観られるのも面白そうなのだが、展示室に来た人をモデルに、首像を作ってくれる催しものあるようで、モデルになれた人が、それをいただいて帰れるのかどうかは分からないが、もしもそうなのだとしたら、これは宝物になるだろう。

考えてみたら、人間も動物だ。

松濤美術館への道筋をよく訊かれる。どちらかと言うと年配の方が多いのだが、松濤の閑静な住宅地に、この美術館は独特の雰囲気で建てられている。

徒歩10分程の距離で、よく前を通るのだが、残念ながら犬連れでは入れない。

中にカフェテリアもあって、一度館内を覗いてみたいと思っている。

アニマルハウスだから、パズーを入館させてくれれば良いのに。

芸術の秋だ。
1つくらいは、芸術に触れる機会を持ちたいものだ。

舞台を観たいのだが、今は何でも数ヵ月前にチケットが完売してしまう。

朝起きて、大きい姉さんが休みで、気分が乗ったらふらりと出掛けるような気儘さが良いと思って、機会を待っている。

畳紙の紐結び




どうでも良さそうな事なのだけれど、和服を包む畳紙の紐が気になる。

昔は、撚り紐の物が多くて、それには独特の結び方があるのだが、今は、こうしたリボン紐が主流になっている。

そして、洗いに出しても、呉服屋さんでも、①、②のように蝶結びされて戻ってくる。

①は、収納の時などに紐が邪魔になって、すぐに解けてしまう。
②は、やはり蝶結びなのだが、位置をずらしてあって、片方の紐だけが長くなる。

畳紙の結び方を検索すると、撚り紐の方の結び方が載っているのだが、リボンタイプはただ蝶結びと書かれている。

③の結び方を教えて下さったのは、19の時から暫く習っていた 大蔵流の狂言の師匠だった。

師匠は厳しくて、狂言の舞扇子の持ち方や所作の前に、座布団の向きから挨拶から、稽古場に入るところから終わるまで、注意されっぱなしで冷や汗ものだった。

③は、上に被さる方の紐の根元で、引き抜き結びをするから、解けてしまう事も無いし、紐を一本引けばするっと解ける。見た目もすっきりと結び上がっていて気持ちが良いから、この結び方に決めている。

師匠は鬼のように厳しい人だったが、稽古場にいらっしゃる時には、黒革のライダーススーツに身を包み、カッコいいヘルメットを被ってナナハン(750CCの大型バイク)に跨って来た。
そうして、それから10分もしないうちに、紋付袴姿で稽古場に上がってこられるのである。

稽古は1時間で、すっかり忘れてしまったが、とにかくビクビクしながら「くっさめくっさめ」と稽古するのであった。
くっさめはくしゃみの事だ。

稽古が終わると、師匠は別人のように柔和な顔になり、少しは雑談にも応じてくれた。
それからまた、10分もすると、ナナハンでブイ~ンと帰って行くのであった。

所作も台詞も忘れてしまったが、紐結びのような事ばかり覚えている。

19のアタシは、座布団に向きがある事さえ知らなかったのである。

*座布団は四辺のうち、縫い目が無い辺が一つあり、そちらが正面、つまり座った時に膝側に来る。座布団を置いた畳の両側に手を着き、ヨイショと、膝から座布団に乗る。もちろん、ヨイショと声に出してはイケナイ。

2017年9月23日土曜日

パーソナルコンシェルジュという何でも屋

近頃は、猛烈に仕事をしていた時代の事をよく思い出す。

いったい何人の人々と出会ったろうか。
基本は一対一での接客で、予約制でも時間限定ではなかったから、午前に一人、午後に一人という具合いだった。
過去20年分の予約スケジュールが保管してある。
お一人の滞在時間は、短くて2時間、話が止まらないと、6時間以上なんていうのもざらで、瞬く間に時計の針が進んでしまうから、皆さんがそれをコーラルマジックと呼んでいた。

身内でもなく、友達でも仕事関係者でも無いから、何を喋っても、壊れる人間関係は無い。
気遣い無用で何でも話し、嫌ならばもう予約を入れなければ縁が切れる気軽さだった。
しかし、いらっしゃらなくなる方の数は少く、むしろ予約が増えて行った。何時間滞在しても無料で、雑然と並べてあった雑多な物を、皆さんが這いつくばったり背伸びしながら探し当てて、気に入ると買って下さるのが常だった。欲しいものがあるからいらっしゃる顧客もいて、そういう方々は先代からのお得意さんだったから、食べて行くにはそれで充分だった。

人は、思っている事を誰かに話すことで、少し気楽になったり安心したりするものなのかもしれない。

座り心地の良いソファーに腰掛けて、お喋りで笑い、また随分沢山の人が泣いた。

終電ギリギリなんて事も珍しくなかったのである。

和洋全般のファッションアドバイスから始まって、そのうちに枠を越えた相談や仕事が枝葉のように伸びてしまい、自分の事を 何でも屋 と呼ぶようになった。

撮影や小さい企業の仕事も舞い込むようになって、さすがに名刺の1つも無いことには困るようになってしまった。

名刺に何でも屋と書くわけにも行かず、どうしたもんだろうと考えていたら、バンクーバーのタコヤキちゃんが、個人のための相談役を パーソナルコンシェルジュと英訳してくれたものだから、それでパーソナルコンシェルジュとなったのである。
だから、ある1つの事のパーソナルコンシェルジュではなくて、中身は何でも屋のパーソナルコンシェルジュで、国内に同業者が居ない。

同じような仕事をしている人はいないものかと探したら、フランスに居た。
何度かメールのやり取りをした記憶がある。

パーソナルコンシェルジュとしての収入は、お金に換えられないものがあった。
つまり、来てくださる方々と一緒に、自分自身が成長の階段を昇らせていただいたのである。

特に、アドバイスに耳を傾け、聞くだけではなくて、一段でも昇るチャレンジ精神が旺盛な方ほど、あらゆる面で変化が大きかった。

黒やグレーしか着ない人に柄物を勧めてみると、何人かの方は躊躇い、けれど多くの人がチャレンジした。

このように、やってみようという気持ちがある人は、歩調は違っていても、必ず伸びて行く。
踏み出さなければ、何も変わらない。
階段を昇り始めた方々は、そのうちにアドバイスを自分なりに噛み砕いて、工夫を始める。
その姿を見て、また新たなテーマを投げ掛けると、更に伸びて行く。

こんな繰り返しで、何でも屋のこちらも、新たな事に気付いたりしながら、つまり一緒に階段を昇って来たのである。

今日は6年ぶりに連絡を下さった方があった。母娘二代のお客様だ。

これこれしかじかでと、接客一時休業の理由を説明したら、必要な物が色々あるようで、リストが送信されて来た。

リストの最後に、細かいところは全部お任せしますと書かれてあった。

任せていただけるうちが現役だと思いながら、何でも屋を続けているというわけた。

なりたくてなったわけではない職業だが、天職だと思っている。

ベジタブルミートソース

スパゲティーです。ベジタブルミートソースにしました。

いつものように、朝から水に放りこんでおいたパスタは、こんなふうに柔らかくなります。

そうしたら、袋に書いてある茹で時間は関係なく、2~3分でアルデンテです。

ソースに入れてあるのは鶏むね肉のミンチで、120グラム程。
あとは玉葱、人参、茄子、ピーマンの微塵切りにグリーンピースなので、野菜の方がずっと多いのです。

成人が1日に必要なタンパク質は、女性で40グラム、男性で50グラム位ですから、これで1日に必要な分を摂取出来てしまいます。
そして低カロリー。

アタシの場合は1食ですから、体重の増減は殆どありません。

どうしたらダイエット出来るだろうと、よく訊かれるのですが、つまり養分摂取過剰を止めれば良いわけです。

ところが、1日に2食3食食べると、大抵は過剰になってしまいます。
そして、量を減らすのは辛く、人間は我慢が苦手な生き物なのです。

ですから、このように、量を減らさずに中身の食材を、野菜などに逆転させるのが効果的だと思います。

炭水化物にしても、必要なのは飯碗に二杯で充分足りますから、ご飯半量を野菜スープでおじやにしたり、しらす干しでも入れた大根おろしをたっぷりで食べれば、結構な満足感が得られます。

見た目の量を減らさずに、食材逆転方式で頑張って下さいね。

腹六分目に慣れると、身体が軽く感じますし、少しくらい甘いものを食べても、「あ~食べちゃった…」と悔やまずに済みます。

職人の技

フェイクファーのコートの裏地を点検していて、改めて、職人の技は素晴らしいと感激した。

これは半世紀以上前の和装用で、イングランド製だ。
イギリス人が着物を着る筈はないから、日本のメーカーさんが、イングランドに別注していたのだと思う。

それは多分、裏地の良質な生地が日本には無く、それから、コートに裏地を付ける技術が、日本よりも向こうの方が優っていたからだと思う。

表と裏を縫い付けた部分に、裏と共布で飾り縫いが施されていて、良く見ると、これが全部手仕事で仕上げられている。

随分と手間も根気もいる仕事だ。

コートの老舗は、バーバリーやアクアスキュータムに代表されるようにイングランドに多いから、素晴らしい職人も沢山居たのだろう。

日本の和裁士さんの技術も素晴らしいが、それは、幅40センチあるかないかの反物を、ほぼ直線に手縫いして行く技であり、コートのように曲線裁ちがある物や飾り縫いの技術とは違っている。

海の向こうの国に別注してまで、良い商品を作ろうと考えたメーカーさんがあった事も、異国の不思議な型紙に合わせて、それを仕上げた職人さんが居た事も、想像すると感慨深いものがある。

そこには、安い手間賃で大量生産しようという考えは無く、数は少なくても、堅牢で良質な商品を作りたいという熱意が感じられる。

このようなコートは、戦後の庶民には高価で買えるような物ではなくて、一ヶ月分のお給料をはたいても、買えなかったそうだ。

職人技を駆使したコートは、全く傷みも無く、こうして手元に健在である事に感謝しなければと思うのである。

2017年9月22日金曜日

記憶にございません

朝、冷蔵庫を開けましたら、保存瓶の中になにやら美味しそうな物が出来ていました。

キュウリと大根、針生姜の梅甘酢漬けです。

作った記憶はございませんが、作ったのがアタシである事は間違いないのです。

こういう事は度々ありまして、徐々に記憶を取り戻すわけです。

夜中の1時2時まで起きている夜型人間なものですから、そろそろ寝なければと、眠り薬を飲みに台所に来ます。
それが効き始めるまでの30分程の間に、台所を片付けたり、思いつきで何かを作るんですね。

寝ている間に、その事はキレイサッパリ忘れてしまいます。
自然睡眠と違って、薬で眠るのは、麻酔みたいなものなのです。
恐いですね((( ;゚Д゚)))

でも、こういう日は、あと一品作れば良いのでラッキーでもあります。

今夜は、鶏とヤドリギ薩摩芋、いんげんの炒り煮です。うす口醤油にすり胡麻で仕上げ。
薩摩芋とかカボチャは、こんなに少なくて良いの??という程度のお水で、蒸すように炒り煮するとホックリ出来ます。必ず蓋をして、思いの外速く出来ますから、焦がさないように試してみて下さい。

記憶にございませんでしたが、副菜も、生姜と梅の風味良く、美味しかったです。

お味噌汁はお豆腐とモロヘイヤ。

ご馳走さまでした。

へびイチゴ

やけに元気が良くなったパズーは、雨でも外に出たがる。

仕方がないから、一緒にレインコートを着込んで一巡りしてきた。

散歩というのは、のんびりと歩きながら、知らない路地を曲がってみたりして楽しいもので、意外な発見があったりする。

犬の散歩は、普通の散歩の気楽さとは違っていて、特に老犬になったパズー連れだと、危ない物を踏まないように気を付けなければならないし、距離も時間にも制約がある。
だからいつも下ばかり見ている。

開かずの踏み切りを待ちきれなくて、パズーを抱き抱えて、脇の階段を昇った。
若いころは2段抜かしで駆け昇っていたのだが、腰痛もちだから仕方がない。

急な階段を昇りきって、ヨッコラショと下ろしたら、道端にへびイチゴが実っているのを見付けた。

雨に洗われた葉っぱを傘にして、1つ2つと赤く光っている。

普通の散歩だったら気付かなかったろうと思ったら、老犬との散歩も悪くはないものだと思えてきた。

昼頃から降りだした雨はさやさやと止みそうもない。



 ダリアにケイトウ、蘭も薔薇も赤。

1階の飲食店が5周年で、お祝いのスタンドフラワーアレンジが飾られている。

赤は昔から好きな色の1つで、花でも衣類でも、赤が入ってると惹かれる。
特に、重なり合った赤が見せてくれる深い色味は魅力的で、それはボルドーレッドのように少し黒に近い赤味があって美しい。

こんなふうに、赤い花だけが集まっていると、華やかな中に高貴な落ち着きも感じられて美しいと思う。

昔、ファッション雑誌を読んでいたころ、シャネルの真っ赤なルージュが欲しくなって店頭に出向いた。

試塗りをしてみたのだが、これが全く似合わない。
それでも欲しいと思っていたら、何方かが海外旅行のお土産に買ってきて下さった。
単色で使うと、やはり落ち着かず、他の色と混ぜて使っている。

きめやかな白肌で、すっきりとした輪郭の切れ長な目の女性だったら、ミステリアスな雰囲気で似合うだろうと思う。

歳と共に、色も柄も邪魔に感じることが多くなってきたのは仕方がない。

好きな色を挿し色にちらっと、そんな風に赤を使ってみたいと思っている。

2017年9月21日木曜日

こっそりお知らせ

恒例の年内受取り福袋の申込みが入り始めて居ります。

今年は、御歳暮&クリスマスギフト便も承ります。

福袋は、ご予算と、欲しい物をお知らせ下さいね。迷う場合はアドバイス致します。

プレゼント便は、食品以外です。
こちらも、ご予算と、受け取り主の情報等をお知らせ下さい。
小物詰合せ等はセンス良くおまとめします。アドバイス付きです。

焦らなくて大丈夫。ゆっくり考えましょう。

使わない物、がっかりする物を入れない、中身指定ですけれど、メーカー等の細かい指定は出来ません。

例えば

自分用
秋冬物のトップスと革の手袋にサプライズでもう1品。

プレゼントは、ご両親にお揃いのブランケットとあとひとつ。

こんな感じで、後はご相談です。

取り扱いは、和洋衣類、ジュエリーに時計、バッグ、シューズの他、インテリアからステーショナリー、、食器、寝具なども。つまり、食べ物以外はほぼ総てです。

先程は、ご高齢の方から、お洒落な杖のご希望がありました。介護衣類も入れられます。

メールにてお問い合わせ下さい。

待ってましたの栗ご飯

ふっくらホクホク炊き上がりました。
今夜の主役は、待ってましたの栗ご飯です。

胡麻油を少々入れて炊きますと、風味も良く、栗にご飯がくっつきません。
酒、味醂、塩の控え目な味付けです。

もち米を混ぜても美味しいですね。

豚とブロッコリーの炒めにお味噌汁でいただきます。

秋が来たね。

いよいよ40度

天気予報では34度ですが、実際の体感温度はいよいよ40度。 やっぱり梅雨明け後の8月は暑すぎ! 頑張っている我が家のガジュマルとスタンリーは成長し続けていますが、毎日の水遣りは欠かせません。雨のように葉水も与えていますが、場合によっては室内に入れた方が良いかも...