2017年9月21日木曜日

むーめーじん 47


やけに賑やかだと、お地蔵さんの角を曲がったら、チンドン屋さんに遭遇。

「わー可愛いワンちゃん、何歳ですか~」

太鼓の手を休めて、声をかけてくださいました。

こっちも「わ~懐かしい~」

手前の男性が親方だそう。

「あたしは33年かな、もう。この道一筋だよ。副業じゃなくて専業。新宿なんだけど、日本全国どこへでもで、今度は札幌よ。まあ暑いけどねぇ。今日は夜七時まで回るから。うんうん、うちは皆な専業で、バイトの子はいないの。あっちは杉並住まいで、こっちは浅草。元祖広告宣伝マンってわけよ。な?オリンピックの頃は忙しくなるかもしれないからね、もう少し人は欲しいけどね、なかなか集まらない。好きじゃないと続かないからね。日本には150人くらいは居るかな・・・」

「地毛ですよ。自分で結うの。大変だけど、あちこちいけるし、珍しがって色々な人と話せるし楽しいの。ね?親はチンドン屋になるって言ったら反対だったけど。」
「そうなんです。私たちは10年過ぎたところ。地方からお呼びがかかると、太鼓から衣装から全部持って出かけるの。うちも反対されたけど、5年過ぎたころから何にも言われなくなって、最近は地方のお土産楽しみみたい。」

通常は3人で、大きいイベントだと5人組もあるそう。
6時間~7時間のうち、実際にチラシを撒いたりするのは5時間くらい。

ちょっとした着替えと休憩の場所さえ用意してもらえれば、北でも南でも出かけて行くんだとお話ししてくださいました。

鬘じゃなくて地毛の桃割れ、ちゃんとドウランでお化粧して、大衆芸能のような雰囲気でしたが、あくまでも広告業なのだそうです。

今日はチェーン店の開店宣伝。

毎日仕事という訳では無いけれど、贅沢しなければ十分暮らせる。でも、向き不向きがあるのだと知りました。
弟子入りして、仕事を覚えるそうです。

元祖広告業、頑張って下さいね。
ご登場ありがとうございました。






衣類は1週間分


引き出し2段が、ほぼ空になった。

クローゼットの中の、この引き出しタイプ収納ケースがアタシの衣類だ。

線引きは、1週間。
1週間分の着るものがあれば、それで事足りる。

出てくる出てくる、なんで取っておいたのだろうというようなミニスカート、ワンピース、ジーンズ。
買った時の事を思い出すと、思いの外高かったとか、好きな色柄だったというような理由なのだが、それも経年劣化した分だけ、十分に活用したのだから、もう迷う事は無い。
それに、歳を重ねてからの古びた装いはシミッタレていて貧相だ。
部屋着は別として、高価ではなくても、なるべく新しくてこざっぱりしていた方が気持ちが良いし、傍目にも少しは幸せそうに見えるものだ。


捨てるのではなくて、1階には衣類のリサイクル利用回収置き場があって、そこに出せば再利用してくれる。
今日は45ℓゴミ袋2袋分が満杯になった。

少しづつ、普段も着物で過ごそうと目論んでいるから、そうしたら本当に洋服は悪天候の時だけになるかもしれない。

日常は木綿や紬の着物に四寸帯を結べば良い。夏は麻をか浴衣を着る。
ちょっと出かける時は、帯を名古屋に変えて、冠婚葬祭も全て持っているのだから、着ない方がもったいない。

渋すぎると思っていた着物は、亡母が揃えたものも何枚かあって、いつの間にか着られる年齢になっている。
母娘と云えども、少し好みは違っているけれど、思い切って仕付け糸を取ってしまう。

どう思う?と大きい姉さんに訊いたら、「やるんなら一気にやりなよ、一気にさ。」と答えが返って来た。

一気に始めるまでは、用意周到な準備が必要だ。

キリの良いところで、新年から着物びとを目指しているところなのである。








今は、受験勉強などの関係で春に開催する学校が多いようだが、運動会と言えば秋と決まっていた。

運動神経の鈍かったから、憂鬱の種だった。
短距離走は誰でも走らなければならず、毎年ビリッケツだ。

どこのクラスにも、成績は振るわないが、やけに運動神経が良い子供が居て、そういう子は、リレーでも何でも拍手喝采で、特に男子は女子からの熱い視線に応える。

成績もよくて、運動神経も良いような児童は、いつも人気者で、逆に成績は良くても、運動がからきし苦手という子は、その日だけ憂鬱そうだった。

苦手な短距離走が終わって、お弁当の時間になると、これまたアタシは少し憂鬱だった。

日頃の給食と違って、皆なが色とりどりのご馳走弁当を持ってくるからだ。

母が運動会に作ってくれるお弁当は、いつも栗ご飯とちょっとした漬物などで、そこに1つ緑の早生みかん(わせみかん)が添えられていた。

美味しかったのだが、見劣りがする。

大人になってから、生栗を一晩水に浸けて渋皮まで剥き、そうして栗ご飯を炊き上げる手間を知った。
そうして、早生みかんも、冬場よりも高い事を知った。

母なりに、季節の物を持たせてくれたのだと判ってから、それを憂鬱な気持ちで食べたことを申し訳なく思うようになった。

今は、既に皮を剥いてある栗が売っている。
手間要らずだ。
しかし、これは甘味が抜けてしまっていて、どうにも美味しくないのである。

今夜の栗ご飯の為に皮を剥きながら、そんな昔を思い出した。
きっと同じように、母も昆布出汁で炊いてくれていたに違いない。

お礼を言いたいが既に居ないから、炊き立てをお供えしようと思っている。

2017年9月20日水曜日

ある男の物語り 馬耳東風

借り癖、浪費癖が直らない。

後払いの出張手当6000円を、飲みとカラオケで使い果たして帰ってきた。

今月の飲み代は、もう毎月の小遣いをとっくに越えている。
それも、1000円、2000円と、人に借りて飲んで来る。

借りてまで飲むことをやめるように言っても馬耳東風だ。

どうしたものだろうかと対策を考えはするが、飲みに誘ってくる人は一人ではなく、それを突き止めるのは困難で、誘ってくれるな、お金を貸すなと伝える事が出来ないのである。

Tには、お金を借りる事の恥ずかしさが既に微塵も残っていない。
それだけではなくて、1000円の価値も判らなくなっているし、ギャンブルに使っていない事、万単位の借金ではない事が言い訳になっているのだ。

「人に借りてまで飲むの止めないと。借りたら返すって言ったって、返したら家計が回らなくなるんだよ。」

T「うんうん、もう止めるつもり」と笑う。

…つもり… 毎回これだ。そして、実はそんなつもりがない事は、見ていれば判る。

つもり…つもり…と言いながら、目はテレビに向いていて、口はお菓子を頬張っている。

頂き物のお菓子よと伝えても、誰からなのか、何故下さったのかには全く興味を示さない。

ヤドリギのオトウが、9月に忘れずに買いに走ってくれていることも、Sちゃんが、一所懸命に梱包してくれることも、それがTも食べられるように3人分送ってくれていることも、そのありがたみに感謝する心が無いのである。

だから当然ながら、日々の献立に苦心している事や、掃除や洗濯をこなしながら遣り繰りしているアタシにも関心は無い。

癖や習慣にも良し悪しがある。

Tの借り癖、浪費癖は、ギャンブルをするようになった過程でついた悪しきもので、ギャンブル依存症と同じで不治なのではないかと思えて仕方がない。

自覚をすれば改めようもあるだろうが、本人には相変わらず自覚が無い。

ひと言でも注意を促す人間がいるうちは、馬耳東風で済むだろうが、そのうちに誰も何も言わなくなる。

自省もしない。
感謝も出来ない。

お金だけではなくて、失った様々に気付くきっかけ無いままの日々が過ぎて行く。

この人は昔とは別人なのだと痛感せずにはいられない。

行く夏来る秋

サーモンのホイル焼きに、ヤドリギの茄子と獅子唐を添えました。
可愛らしいゴーヤも食べ納め。

こうして、今年の夏が去って行き、新しい秋が来ます。

名残の食材と走りの物を味わえるのが、季節の変わり目の楽しみ。

スーバーでは、一年中トマトやキュウリ、何でも買えますが、これからもなるべく、季節の野菜を食べましょう。

夏は熱を逃がす食材でしたが、これからは、身体を温める物が中心です。

明日は栗ごはんを炊きましょうか。

ご馳走さまでした。

彼岸入り

暑さ過ぎ去り、彼岸入り。

六波羅蜜(ろくはらみつ)と言うが、何一つ出来ないどころか、送ってくれると連絡があったのを良いことに、お供えのお菓子も頂き物だ。

極楽浄土のあちらでも、そこら辺りのスーバーでいい加減に選ぶ駄菓子よりも、ヤドリギからの気持ちがこもったお菓子が供えられて、きっとご満悦に違いない。

先日行ったお寺さんで、本堂などを案内していただいたのだが、きれいに掃除をして、その整った状態を保つとはこういう事なのだと軽いショックを受けた。

塵ひとつ無く掃き清められていて、旧い窓ガラスも床も仏具も、何もかもが磨き込まれていた。

そうすると、そこの空気も静かにおさまっていて、乱れが感じられないのである。

無駄な物が何も無いから、景色も落ち着いて見えるし、話し声さえも澄んで聞こえる。

人が暮らす空間は、なかなかこのようには行かない雑多さがあるのは仕方ないにしても、まだまだ処分して、本当に必要な物を残すようにしなければと片付けを始めたら終らない。

そこで手を休めて考えた。どこかで見切りをつけなければ駄目なんだと気が付いたのである。

問題は、どこに見切りの線を引くかだ。

身辺をこざっぱりとさせたいのに、なかなか見切りがつけられない。

いつか使うかもしれないからととってある物、履きもしないハイヒール、着もしない服や小物、棄てるには惜しく感じる物など、数え上げたら切りがない。

彼岸の間に、自分の持ち物を七割位に減らそうと思う。

必要最低限に、少しの余裕がある辺りまで減らして、要らない物には見切りをつける。

買い足す物より、減らす物が増えるという事が、歳を重ねる事なのかもしれない。
増えて行くのは年齢だけで良いのである。

決めてはみたものの、やらない事には始まらない。
何処から手をつけたら良いものやらと、考えるだけで、一向に動き出せないまんま今日という日が暮れて行く。

ヤドリギ 初秋便



名残の夏野菜と一緒に、栗にさつま芋に・・そして、秋限定の中華菓子入り、ヤドリギ初秋便です。

すっかりヤドリギの土の匂いを覚えたパズーは、箱を開けるとクンクン。

同じ関東で、それも東京と神奈川はそう離れてはいないのだけれど、きっと朝晩の気温差は随分と違うんだろうなと思います。

ヤドリギの方が秋の深まるスピードが早いと思う。

今年もあと3ヶ月ちょっとなんだと思うと、1年が経つのはあっという間。

オトウ&Sちゃん、ありがとうございます。

さて、今夜は何を作ろうかな・・・。

2017年9月19日火曜日

餡掛け二種

蒸し鶏と、自家製凍み豆腐を焼いた二種の餡掛けです。

餡掛けには、茄子とグリーンピースに大根おろしを入れてあります。

餡掛けは、どちらかと言うと苦手で、理由は、猫舌だからだと思います。

餡掛けだけではなくて、熱々は冷ましてから食べます。ご飯も冷飯が好きなのです。

昔は、よく口の中を火傷して、そのまま口内炎になって痛い思いをしました。

そう言えば、最近は口内炎にならないのは何故でしょうね。

パズーの不調は口内なのではという疑いで、お薬はあと1週間。

1日2回、乳酸菌パウダーに熊笹エキスを混ぜた物で、歯茎を優しくマッサージ。二日目から出血が止まりました。

そうしたら、ヤンチャぶりが戻ってきて、血液の数値からは全く考えられないような元気さです。

人間も、口腔内に異常があると、あちこち不調になりますから、犬も同じなのですね。
歯ばかり擦っていたのをやめて、歯茎をケアします。

今夜はそれにキムチと野菜出汁のお味噌汁。

昨日の30度超えは堪えましたが、今日は幾分過ごしやすく感じました。

お祭りが終わって街も静かに秋晴れの爽やかな空気を待っています。

ヤブラン


好きなヤブランに、紫の花がつきはじめていた。

すーっと伸びた葉に、房咲きの小花の植物は大抵好きだ。

和風の庭の、それも少し日陰に植えて、季節が来るといつの間にか開花しているような奥ゆかしさが良い。

そういう雰囲気のようなものを、自分自身が持ち合わせていないからかもしれない。

庭の様子が素敵なお宅は、こうした下草や低木、そしてメインの木や花を、実に上手に組み合わせて合る。

苗を植える時に、植物が育った頃の状態をイメージできなければ、なかなか庭造りというのは難しいのだろうと思う。

数年だけ庭のある家に暮らしたことがあるが、根がせっかちな性分だから、草木が育ち、庭の見栄えが落ち着くのを待つのが長く感じた。

それでも、背丈ほどだったミモザの木は見上げるほどに高くなり、黄色の花が満開になるころには、近所の人が見に来てくれた。

ヤブランは、この花が終わると黒い実をつける。

花言葉は 忍耐だ。

ヤブランならば、陽の当らないベランダでも育つかと考えたが、先日アイビーをひと鉢枯らしてしまったばかりなので諦めた。

それどころか、水の要らないエアプランツまで瀕死の状態なのだ。

今のところ元気なポトスとサンスベリアだけは守ろうと思っている。









二人乗りカート

新型を走らせる予定なのか、マリカーのお店に、二人乗りのカートが駐車してあった。

かなりイカツイ感じだが、こっちは車高もあるから、事故は起こりにくいかもしれない。

実は、案外車の運転は好きだった。
もうペーパードライバーだから自信は無いし、都心で車は必要ない。

けれど、どうしてもこういった乗り物に目が行ってしまうのは、パズーの病院通いにタクシーがなかなか乗せてくれないからだ。

渋谷から初台は、自転車でも行ける距離かもしれないが、これまた自信が無い。
だから、安全にパズーを乗せて走れる乗り物はないものかと、いつも考えている。

普通免許を取ったのは30代に入ってからで、教習所卒業まで3ヵ月掛からなかったから、意外に優秀な方だったのではないかと思っている。
しばらくは、仕事の際に高速だってビュンビュン飛ばして走っていたし、乗っていたイギリスのローバーMINIが集まる催しにも出かけて、思い切ってレディース部門のレースに出ようかなどと、そんな事まで考えていた。

けれど、実際には、父の病院通いの為に免許を取ったようなもので、来る日も来る日も清瀬のホスピスに通う日々だった。

普通免許で運転出来て、できれば雨でも濡れなくて、小型で、維持費がかからない乗り物はないものだろうか。

カーシェアリングという方法もあるけれど、調べてみたら、これがタクシー料金よりも高い。

もっと安くなることがあったら、少し練習をして、また車を運転してみたいと思っている。

FIAT500にも乗ってみたい。
自分が小柄だからか、車も小型が好きなのだが、軽には気持ちが向かない。


2017年9月18日月曜日

辛味

豚とニンニクの芽、秋茄子を辛味炒めにして、豆苗と卵の中華スープにしました。

今夜は大きい姉さんは遅いか帰れないと言っていましたので。

辛味を味わえるようになるのは、小学校の中学年くらいからでしょうか。

小さい姉さんを出産したのは個人病院で、二人部屋でした。

隣にいらしたのが韓国の女性で、お互いに二人目の出産だったので話をしました。
その方は30位だったと思いますが、夕方になると、随分年の離れた旦那様が、毎日来ていました。

Tは、出産に立ち合います!と言ったものの、いよいよ産まれるかという少し前に、バターンと貧血で倒れて、看護士さんに引きずられての外に連れて行かれてしまいました。
本当に卒倒していたので、脚を持って引きずり出されたのです。

看護士さんが、意気地のないことだと言ったのと、引きずられて行く様があまりに可笑しくて、笑った勢いで、小さい姉さんは産まれたのです。
1~2時間後には、歩いて病室に戻れるほどの安産でした。

部屋に戻ったらTが居て、産婦のアタシの為に置かれていた紅白のお饅頭を、二個とも食べて帰りました。その後も一度来ましたが、差し入れのお菓子が目的で、根こそぎ食べてしまうのでした。

隣の旦那様は、毎日何かしらの差し入れを持ってきて、アタシにも分けてくださいました。

アタシは母乳が出なくて、大小姉さんともミルクでしたが、その韓国の女性は溢れるように母乳が出て、羨ましいかぎりでした。
「産後の回復と母乳の為に、キムチが食べたい」彼女が毎日そう言うので、看護士さんに伝えてみました。彼女は、あまり日本語が得意ではなかったからです。

そうしましたら、その日の夜は、白身魚に七味唐がらしの辛味餡掛けというメニューになりました。

「離乳食を過ぎた頃から、赤ん坊はもうキムチ食べるよ。当たり前だよ」と聞いて驚きましたが、実際はどうなのでしょうね。

辛味をつけながら、そんな昔の事を思い出しました。

Tは甘党です。
禁煙は2ヶ月で終わりになり、昨夜から吸っています。
自分にも甘いのです。

いよいよ40度

天気予報では34度ですが、実際の体感温度はいよいよ40度。 やっぱり梅雨明け後の8月は暑すぎ! 頑張っている我が家のガジュマルとスタンリーは成長し続けていますが、毎日の水遣りは欠かせません。雨のように葉水も与えていますが、場合によっては室内に入れた方が良いかも...