2018年5月24日木曜日

踏切と線路

京王井の頭線の線路際に、ヘビイチゴを見つけた。
黄色い花も咲いている。

線路付近は土があって
、よく見ると実に色々な雑草が育っている。
そのどれもが色鮮やかで元気に見える。

生まれ育った所にも、踏切があった。大小姉さん達を育てた所にも踏切があった。

踏切と線路がある風景というものは、昔から殆ど変わっていない。

世の中がどんなに便利になっても、街の風景がすっかり違ってしまっても、踏切はいつもカンカンと乾いた音を響かせ、線路はガタンガタンと軋み、そうして、向こう側へ渡ろうとする人々は、なかなか開かない踏切を文句も言わずに待っているのである。

その様子を通り過ぎる電車で運ばれて行く人々が見下ろしていて、時たま目が合ったりする。

再開発で、地中深くに敷かれた地下鉄の線路には趣きが無いだけではなくて、そこがかなり地中深い所なのだと考えるだけで息苦しく恐ろしい。

どんなに早く、どんなに遠くへ運んでくれたとしても、地中で聞く線路の悲鳴のようで風情がない。

踏切と線路がある風景は、旅にでも出たくなる長閑さが良い。
此処のように、トンネルも見えたら、尚更何処かへ行きたくなるのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

連日で20秒

着付けレッスンの後でお寿司買って来ました。 冷蔵で冷たい市販のお寿司は、レンジで20秒くらい温めるととても美味しくなります。 本当は、シャリだけ温めるのがベストですが、剥がすの面倒。 温め過ぎるとネタに火が通ってしまうので、加減しながら試してみて下さい。